break pointを活用していますか？
私は正直なところ活用していませんでした。
実は、知ってしまうとNSLogなんて使っていられないぜ！
てなぐらい、使い道いっぱいです。
環境
Xcode ： 7.2.1
Mac OS X ： 10.11.3
Break Point？どんなところで使う？
値を確認したい所で一時停止させて値を確認するだけ？
なんて思っていませんか？
確かにそうなんですが、実はもっと面白い使い方があります。
1.NSLogの代わりに使う その１
動作確認する為にNSLogを仕込んで活用していると思いますが、確認完了で不必要になったNSLogをどうしていますか？
削除していますか？
もしかしたらまた使うかもしれないのでとりあえずコメントアウトしていますか？
コメントアウトが沢山になってきてコードが汚くなっていませんか？
当たり前ですが、break pointはソースコードには書きませんのでコメントアウトする必要がありませんし、簡単に無効化にできます。
2.NSLogの代わりに使う その２
複数人で開発している時、各プログラアーがNSLogを仕込んだままGitでプッシュするので自分が確認したいログ以外のログがたくさん出力されてしまい何が何だかわからなくなっていませんか？
Break pointは、Gitにはプッシュされませんのでログ出力が沢山になることはありません。
3.好きな時に知りたい値を知る
NSLogを仕込むの忘れた！
NSLogを書いて最ビルドしていませんか？
break pointの追加、削除、移動、無効はビルド後でも可能で、ビルドに時間がかるような大きなプロジェクトでも最ビルドの時間が不必要になります。
ビルド中にコーヒー飲んだりトイレ行ったりニュース見たりする時間がなくなりますが、ビルドの時間を節約してたまった時間でちょっと大きめな休憩時間をとっての〜んびりしちゃいましょう。
4.break pointは一時停止しません
ここ、最大のポイントです！！！
break pointは一時停止するので再開のボタンをポチッと押すのが面倒。
と思っていませんか？
いえいえ、breakpointを有効にしていても一時停止させずに値だけを表示させる事ができます。
？？？？ですか？
それとも使ってみたくなってきましたか？(笑)
次はbreak pointの設置
Break Pointの設置
breke pointの設置方法について簡単に説明します。
- (IBAction)buttonAct:(id)sender {
UIButton *buttonSender = (UIButton *)sender;
if (buttonSender.tag == 1) {
[self buttontagAction];
}
}
Buttonが押されて、senderの値からbuttonのtag情報を調べる為にbreak pointを設置するとします。
1.break pointを設置する
31行のところをマウスをクリックすると矢印みたいのが表示されます。
これがブレークポイント！
今回は、buttonSenderの値を知りたいので30行ではダメで１段下の31行にbreak pointを設置します。
2.break pointを削除する
削除方法の一番簡単な方法は、break pointの矢印を右クリックしたまま右に移動して離す方法です。
break pointを右クリックしたまま右に移動すると×マークが表示されます
×マークが表示した状態で離すと、煙のアニメーションが表示されてbreak pointが消えます。
3.brek pointを無効にする
break pointの上をクリックすると、濃い青色から薄い青色に変わります。
この状態で、無効になります。
無効から有効に変更する場合は、break pointをもう一度クリックすると濃い青色になり有効に切り替わります。
4.break pointを移動する
break pointを移動させるには、break pointをドラッグしたまま上下に移動させるとbreakpointの矢印がカーソルに付いてきますので移動したい場所で離します。
削除して新しく設置した方が早いかもしれません・・・。
5.break pointを一括管理する
break pointの一括管理は、Xcodeの左上のbreak point navigatorをクリック
break pointの一覧が表示
青い矢印をクリックして薄い青色にすれば無効
右クリックすればbreak pointの設定メニューを表示。
break pointだけど、奥が深いですね(笑)
まとめ
今回は設置で終わりですが
これだけ知っていれば、もうbreak point設置マスター！！！
かな？
次回は、break pointなのに一時停止させず値だけを表示させる”NSLogみたく使用する編”です。
お楽しみに！
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